コンビニフックをどうするか?
同車種同グレードでもコンビニフックの有無や形状は異なる場合もあります。
取付けの際はシートカバーにハサミで大きな穴を空ける勇気が必要です。
使用頻度が高くないのであれば、合理的な理由で『シートカバーで覆い隠して使えなくする』方が良い と思います。
お客様の中にも「使ってない、知らなかった」方々もたくさんいらっしゃいます
車種とカバーの相性次第では開閉動作が硬くなってしまう可能性があります。
クルっと回して利用するタイプが主流ですが、取り付けたシートカバーの厚みにより、コンビニフック本体が圧迫されることで軽々とクルっと回らなくなることが多々あります。
場合によっては大人の力で「んっ!」と押し込まないとフックが出てこないほどきつくなってしまう場合もあります。
自動車メーカーや車種にごとにフックの取付形状は異なるのですが、現行車種ではネジ固定タイプは少なく「ツメ」で引っ掛けるタイプが主流です。
ツメ自体がとても柔らかいプラスチック製のため、取外しの際にツメが削れてしまい再利用できなくなる(引っ掛かりが甘くなる)可能性がとても高いです。
理由2対策として、フックを取外さずに隙間にシートカバーを入れ込む方法もあります。これはフック破損防止のために一部メーカーも推奨している方法です。
しかし、ペラペラの紙すらもまともに入らない隙間に、約5mm厚のシートカバーを無理矢理に入れ込む手法なので、シートカバー自体に細かな傷や破れが生じる可能性が極めて高いといえます。
シートカバーの材質や色、光の当たり加減によっては目立つ場合もあります。
理由4.周囲に強い力を加えると危険
とても狭いすき間に加工部分の生地をわずかに挟み込んでいるため、周囲のカバーに無理矢理力を加える(お子様のキックなども)と、加工生地の末端部分が飛び出す可能性もあります。
それでもコンビニフックとしては問題なく使用できると思いますが、肝心の見た目は台無しになってしまいます。
理由5.見た目の問題
約5mm程度あるシートカバーの上からフックをはめ込むので、フックを中心に放射状のシワが発生し易くなります。
シートカバーの色や材質次第では目立ってしまう物もあります。
正しくは「簡単に外せるが、ぽっかりと大きな穴が丸見えになる」ことになります。
外さなければ良いだけですが、使用頻度が低いのであれば見た目も考慮し、無理に取り付ける必要は低いと考えています。
どうしても使用したくなったら、シートカバーをめくりあげて加工することで利用可能になります。
逆に一度加工してしまったのちに邪魔で煩わしいと感じたら、シートカバーを買い直すか、パッチワーク・当て布で隠さなければなりません。